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どうしても読みたかった本のご紹介 「弟子から見たショパン」

更新日:2018年11月10日


自分がピアノを弾くことによって初めて時代を遡り、作曲家という人々と直に対話をしたような気がしました。

例えば京都の二条城に足を踏み入れた時、「ここを徳川家康が歩いたのか..」

という感想を持った方も多いと思いますが、私がピアノを初めて曲として弾き出した時も、

正に「歴史に触れた」というべき体験でした。たった一つの音がとても意味のあることだったり、フレーズとフレーズを「この人はここをこう繋げるのかっ!」と唸ってみたり、

本当にいちいち心の底から感動して大騒ぎだったのを今でもよく覚えています。 専門家からしたら、そんなこと当たり前のことと笑われそうですが、もともと小さな頃から楽器音痴で大きなコンプレックスを持っていた私には、正に晴天の霹靂、

ピアノを弾くということは革命と言っても言い過ぎではない出来事でした。 でもピアノを続けている方たちって、結局その根っこの部分では多かれ少なかれ、 私と同じような感動を抱きながらピアノを弾いてるのではないでしょうか。




。。前置きが長くなりましたが、 そんなピアノを弾き始めた頃にどうしても読みたくて購入した本です。 ショパン自身の樣々な発言や考え方が、実際に残っている信憑性の高い史料を厳選して書かれているということです。 あまり多くはなかったと言われているショパンのお弟子さんや、彼を知る当時の友人や関係者たちの証言が残っているというのは、とても貴重な財産だと思いました。 非常に興味深い内容でした。

明日から9月。読書の秋といいますが、秋はショパンの命日(10月17日)を迎える季節でもあります。 そんな秋に、ショパンの声に触れてみるのはいかがでしょうか。






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