エテルナは甦った
3年前ある調律師から、、
「弦が切れるのでもうこれ以上調律できません」
と突如宣告を受けてしまった可哀そうなピアノ
その名はエテルナ
60年前に両親が買ってくれた木目調の素敵なピアノ
その名は ETERNA
鋼(弦)は磨きサビを取った
羊の毛(ハンマー)に深く入った傷は削った
汚れた Soundboard(響板)もきれいにした
欠けた keyboard(鍵盤)も貼り替えた
action(ピアノの内臓)は分解した
そして、、調律をした
弦は切れなかった
ETERNA は死なない
これからまた長い年月をかけ
私だけのキャンバスに色を塗るのだ
自分が描くパステル画のように
かつて息子がドラムを鳴らしたこの部屋で
優しい夫が見守る中で
このエテルナで
全ての作業が終わり
別れ際に弾いてくれたのは
プーランク作曲
即興曲第15番「エディット・ピアフへのオマージュ」
・゚。(つ﹏<)(つ﹏<)(つ﹏<)・゚。
僕にはその音色が、
私、妹、息子、孫へと弾き継がれてきた
この偉大な楽器へのオマージュに聞こえるのでした。。
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