こちらのピアノは、某保育園様所有の「YAMAHA U100Wn」です。
90年代中期製作のピアノで、ウォルナット使用の木目調ピアノです。
製作期間が短いためか、実はあまり見かけないピアノで、中古市場でもなかなか値段が下らないピアノです。このウォルナットボディがとても落ち着いた雰囲気を放っています。
因みに同じヤマハの木目調でM1という小型のアップライトがあります。アメリカのボールドウィンのように上フタが斜めに開くタイプでとてもかわいいピアノで、場所を取らなくてお勧めです。
日本では黒ボディのピアノが一般的ですが、私がヨーロッパにいた頃は、黒ボディのピアノより木目調のピアノが多かったような気がします。ヨーロッパでは「ピアノは家具の一部」という感覚が依然として強く残っているようです。木目調のグランドピアノなんて日本ではあまり見かけませんが(国産メーカーではあまり作られていない)、向こうではむしろ黒ボディーより多いのではないかというくらいよく見かけました。しかもすごーく古いピアノでその殆どが現役でした。それがヨーロッパの風土によくマッチしていてとても素敵でした。
自分もいつか木目調のピアノが欲しい、なんて思っていた頃を思い出します。実際は自分のピアノも黒ボディなんですが..
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