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どうしてもピアノが弾きたくて犯罪を犯してた頃(実話)

更新日:2018年11月10日


もう何年も前の話なので時効としたいことがあったりします。。

ずーっとむかしむかし、 私がまだ若くて腕立て伏せが76回くらい余裕だった頃、

    ∧_∧ _ o ヾ  〃 (`д´ ;)、 ヽ..76      ∪   `ヾ∪ヾ,,) 某国の某都市に住んでいた私は ピアノを弾くということの面白さに突如目覚めた。 それは正に恋に落ちたようなものであった。 当時はまだ今の仕事はしていなかった。 がもちろん自宅にピアノは無い。でどうするか、、

ピアノがたくさんある音楽学校に忍び込むのだ。当然だろう|ω・)

いや全然当然じゃない、不法侵入は立派な犯罪。 しかし恋はなんとやら。当時はそれ以外考えられなかった。 貧乏滞在人にはレンタルスタジオ的な場所の確保も無理だった。。

当時の知り合いが私の強引な懇願により見事に協力してくれ 複数の某音楽学校へ日替わりで忍び込み ドキドキしながらピアノを弾きまくったのだった。下手なくせに。 他の練習部屋を覗くと、 ほとんど人とは思えないくらいの速度で鍵盤を滑らすような演奏をしてはった|ω・)スゲ..

後で知って驚いたが、その忍び込んでいた某音楽学校というのが、 入学するだけで超難関校であるとか、 卒業したら音楽家として将来が約束されたようなものだとか、 それはそれは才能あるピアニストを多数輩出している学校だとか、 某有名過ぎる故ピアニストが設立に関わった学校であったとか、 顔に縦線が入るくらいの施設ばかりだったのだ!(゚Д゚lllll)ヤッバ..

そんな凄すぎる場所で隠れて猫ふんじゃったレベルの演奏を一生懸命弾いてたのだからあきれるというか、アホというか、若気の至りというか、怖いもの知らずの極致である。

忘れられないのが、ある時半地下みたいな小さな練習部屋で一人練習していると、 開いていた小さな窓から外を通りかかったマダムが俺の下手な演奏を耳にし立ち止まり、 本当に複雑で気の毒そうな顔をしてゆっくり去っていったことだ。 私は学校に通報されるのではないかと思い急いでそこから逃げたのだった💦 とにかくもうピアノが弾きたくて弾きたくて仕方がなかったのである。

当時は今よりセキュリティが緩かった。 犯罪者としての自覚が大いにあり緊張はしたが、 殆どの学校へ学生気取りで入っていけた。 ただもし当時見つかっていたらお国柄間違いなく警察沙汰になり 罰金→ビザ剥奪→日本へ強制送還、だったはず。

その後何事もなく帰国してずっと後に、 ピアノの内部へどんどんとハマっていき今の仕事にたどり着いたのでした。 おしぃまい。。(・ .̫ ・)

写真は当時共犯者になってくれた友人が盗み撮りしてくれていた貴重~な1枚。

とにかく皆さん! 不法侵入、不法滞在、不法乗車、不法飲食、不法入学、は絶対いけませんヾ(`Д´)ノ"💢



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